まずは下記画像をご覧下さい。いかにエアコンと言う物が汚れているかお分かり頂けるかと思います。
この動画は、実際に洗浄システムを開発した当初の洗浄動画です。そのために、養生袋にはファスナーは付いていません。ただカットしただけとなっています。また、袋に付けた換気扇もコードが長いのが付いているだけでかなり邪魔でした。養生袋には、フックがついておらず、養生袋が重量で落下する危険性もありました。また、ノズルのスイッチの位置、手袋等、様々な改良点が見つかりましたので、次の天カセ4方向の動画では、それらを改良した物を使用しています。
また、分解方法も、この動画の後はもっと簡略化し、この動画よりも早く分解できるようになっています。
天カセ2方向ツインタイプの洗浄では、ドレンパイプの洗浄(別途高圧洗浄機を用いて洗浄しています)も入れて約1時間で終了しています。
三菱製天カセ4方向の洗浄動画です。この動画では、基盤のBOXは外してありますが、この時は「ブレーカーが分からない」と言うことで基盤を外して洗浄を行っています。通常は基盤をぶら下げたまま洗浄を行いますが、そうすると基盤が汚れてしまうので、基盤はビニール袋に入れた状態でエアコンに養生をして洗浄を行っています。
全ての洗浄が終わった後に気づきましたが、ドライアイス洗浄なので、コネクタ類を外して、基盤は安全のため、蓋をし、ビニール袋に入れた状態で洗浄ができます。もし、ブレーカーが分からず、電源が落せない状態でも安心して洗浄可能です。
上の動画では、2方向での改良点を修正しましたので、より効率良く作業ができる様になりました。
2方向、4方向共に、吸引装置を取り付けていますが、この吸引装置は取り付けなくても洗浄可能です。ただし、ドライアイスが溜まりますので、何らかの方法で下にも袋を用意した方がよさそうです。次回はこの部分も改良予定です。
4方向での洗浄時間は、ドレンパイプを高圧洗浄機で洗浄する時間も含め、1時間20分ほどで終了します。ドレンパイプを洗浄しない場合は、1時間10分ほどで終了すると思います。
※エアコンの汚れ具合により洗浄時間は変動します。
ドライアイスの使用量は、汚れ具合にもよりますが、1.5kg~4kgでした。
破砕回転数は150回転で行っていますので、
1kg:約2分30秒
になります。
壁掛け洗浄の動画を撮る予定でしたが、2台中1台しか洗浄を行わないことになり、さらにエアコンの場所が撮影に不向きな為に撮影できませんでした。
壁掛けエアコンの場合は、吸引装置を付ける必要がないのでかなり楽に洗浄できます。
また、上記の画像では「コンセントがない」業務用の大型壁掛けエアコンのために主電源は入ったままです。水では洗浄不可能な状態ですが、ドライアイス洗浄では、それが可能になります。
基本的な分解は、水洗いと同じです。下画像参照
上画像は、家庭用三菱製エアコン霧ケ峰を洗浄した時の養生袋をする前の状態です。
このエアコンもコンセントが見当たらず、ブレーカーも分からないために、電気は来ている状態で洗浄しました。基本的な分解は水洗いと同じで、ドレンパンを外した状態にして洗浄を行います。基盤部分の養生は基本的には入りませんが、上記画像の霧ケ峰はムーブアイ?人感センサーが付いており、更に通電があるので、直接ドライアイスが当たるのを防ぐ目的で養生シートを貼っています。
この状態で養生袋を被せて、洗浄を行います。
ドレンパンが外れない一体化になっている場合は、左右上下風向調整板が邪魔してしまい、ファンが回転するとファンの汚れが中で舞い、エアコン内部の汚れが飛び散るので洗浄時間が掛かりますので、ドレンパンが外れない場合は、左右上下風向調整板が外せるのであれば外した方が楽に洗浄できます。
尚、ドライアイス洗浄機用の養生袋に付いては、特許の申請はしておりません。既にこのように公開している物についての特許申請は出来ません。弊社のドライアイスを用いたエアコン洗浄用の養生袋については、弊社独自の物になります。また、ドライアイスでエアコン洗浄を行う場合、必ずしも弊社の養生袋を使う必要はありません。