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除草剤

除草剤

危険を伴う除草作業

除草を行うには、草刈り機の使用や、除草剤の散布が一般的に行われています。草刈り機においては、消費者庁によると、

「消費者庁には刈払機を使用中の事故情報が平成 27 年4月から令和2年3月末ま での5年間に計 88 件寄せられています。 刈刃への接触や巻き込まれによる事故が 半数以上を占めており、手指の切断などの重大な事故が発生しています。」

と危険を伴い、また、夏の炎天下の中での作業は熱中症の危険も伴います。

草刈り機を使用すると、上記のような刈刃の事故の他に、小石がはねたことによる失明などもあります。また、草刈りを行っている横を通った際に、小石がはねたことによる事故も起こります。

草刈り機を使用する場合は、細心の注意を払わなければなりません。また、草刈り機を使用する際は、頭の保護、顔・目の保護、長袖、長ズボン、長靴等の肌を露出しない服装をしなければなりません。

この様な服装は、冬や春先には良いかもしれませんが、夏に草刈りを行うと地獄のような暑さにより熱中症の危険性が伴います。

このように、草刈り機を使用した除草作業を行うと、常に危険と隣り合わせになります。

危険な除草剤

ホームセンターなどで一般的に売られている除草剤の中には、危険な物も多く販売されています。

ホームセンターに危険な物が売っている?

普通に考えればそう思われると思いますが、特に危険といわれているのが「グリホサホート」と言う成分になります。事の発端は2015年に、WHO(世界保健機関)が「グループ2A おそらく発がん性がある」と評価し、使用禁止を求める声が大きくなりました。2019年にオーストリアで使用禁止。スウェーデンでは、個人使用の禁止。ドイツでは2021年に使用削減。フランスでは2022年よりグリホサホートの使用が禁止になりました。その他にも多くの国で使用禁止や、規制が掛けられています。

ただし、グリホサホートによる発がん性が証明されていないのが現状であり、日本では、食品安全委員会の資料によると、9.総合評価には、

「グリホサートを用いた各種毒性試験結果から、グリホサート投与による影響は、主に体重(増加抑制)、消化管(下痢、盲腸重量増加、腸管拡張、腸管粘膜肥厚等)及び肝臓(ALP 増加、肝細胞肥大等)に認められた。神経毒性、発がん性、繁殖能に対する影響、催奇形性及び遺伝毒性は認められなかった。」(参照資料:食品健康評価の通知について)

と評価されています。世界中で使用禁止や制限が叫ばれていますが、海外の検査機関では、発がん性が証明されておらず、日本でも、上記の試験結果により発がん性等は認められていないため、特に問題が無いと言うことで普通にホームセンターなどで入手可能となっています。

海外ではグリホサホートが原因で癌になったと裁判にも発展しています。2018年にはアメリカでグリホサホートを使用している除草剤が原因で癌になったと裁判が行われ、原告側が勝訴しました。

以上のように危険か危険でないか、根拠等意見が分かれていますので、実際に危険かどうかの判断が付かない状況になっています。使う、使わないは個人の判断により違うと思いますが、除草剤は基本的に植物を枯らします。枯らすと言うことはそれだけ強力な毒が入っていることになります。しかも、数カ月も植物が生えてこないと言うことは、それだけ残留する薬品だと言うことです。

それだけ強力な薬品を庭で撒くと、風に乗り近くの植物も枯れたりします。小さい子供、ペットがいるご家庭の庭で撒いたりすると考えると、あまり良いことではないと思います。

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