注意:エアコンの分解は自己責任でお願い致します。分解したことにより、故障等が起きた事に関しては一切の責任は持てません。予めご了承下さい。
今回使用したエアコンは、
シャープ 2010年製 型名 AY-Z28VX-w
というタイプのエアコンです。それでは早速分解していきましょう。Let’s 分解!
今回は取り外してあるエアコンの分解の画像ですが、壁に取付けてある場合は、必ず分解する前に必ず電源プラグ(コンセント)を抜いてから作業を行ってください。
左右にポッチがあるので、それを押すと前面カバーを開くことができます。開けたらそのまま上方向に引き上げると前面カバーが外れます。カバーを外してもフィンは見えません。
上の赤丸で囲った場所にネジが隠されていますので、マイナスドライバー等を使用してカバーを外します。
更に上のカバーを開くとネジがあります。赤丸で囲ったネジを全て外します。また、右側の楕円の場所にコネクタが付いていますのでそれも外します。これを外さないと本体カバーが外れませんし、外すさいに断線の危険性があるので気をつけましょう。
本体カバーの上部に赤丸で囲ったような場所が3箇所あります。ここはツメがあるので噛んでいる部分の手前を下に押し込むと簡単に外れます。無理をすると破損しますので気を付けましょう。
これで本体カバーが外れました。しかし、フィンはまだ見えません・・・
この後は順番通りでなくても分解できます。
左側にコネクタが3つあるので3つとも外します。
右側に基盤が入っているボックスがあります。これはネジで止められているのでまず赤丸の場所のネジを外します。
カバーを外すとコネクタが見えますので赤丸で囲ったコネクタを外します。関係ないコネクタもありますのでケーブルを良くみて外して下さい。
※上画像でも関係ないコネクタがあるかもしれません。
基本的に同じ形のコネクタはないので安心して下さい。不安の方はマジックで記しをするとよいでしょう。
次に画像の位置にあるネジを外します。このネジを外すと基盤を上に動かすことができるようになります。
基盤をずらし、上の赤丸で囲ったコネクタを外します。記憶が正確ではないので、間違っているかもしれませんので、必ず確認をしてから外して下さい。
左側に戻り、画像位置にあるネジを2本外します。間違えてモーターを固定するためのネジを外さないように注意して下さい。
ルーバーを外します。画像のように左にズラすとドレンパンから外す事ができます。これが硬いので中々動きません。私はペンチを利用しました。
これでルーバーが外せますが、画像を取り忘れたようです・・・
お掃除機能のフィルターが付いている部分を外します。
左上の1箇所を外します。
右上に1箇所ネジがあるのでこれを外します。
正面に戻り、上画像の位置のネジを6箇所外します。
左側の上画像の位置にネジがあるのでこのネジを外します。
右側にもネジがあるのでこれも外します。
フィルターについた埃を排気するための吸排気ファンを固定しているネジを外します。真横から見ないと分かりにくい位置にあります。
ネジを外し、横にずらすと、上画像のようにコネクタが現れます。このコネクタを外します。小さくスポンジに隠れているのでラジペンなどで外します。
これで、お掃除機能フィルタ部分が簡単に外せます。
この位置にネジが付いているのは、作業者泣かせです。後ろからネジ止めする仕組みですので壁に設置している状態だと工具がないと外せません。先が曲がるドライバーか、ラチェットドライバーを使用して下さい。
初めてこの機種を分解した時にドライバーを忘れてしまい、四苦八苦しました・・・
下から見ると、画像の位置にモーターが左右に1つずつ付いています。このモーターを外します。
下から見ると、上画像のようにネジが2つ付いていますので、2本とも外します。
左側の矢印の位置をずらします。
次にエアコンの吹き出し口の中心にある固定用柱?がありますので、この部分を手前に引き、外します。この時に無理をすると割れるので慎重に行って下さい。
この部分を外さないとドレンパンが外せません!
左右用のルーバーが外せました。この部分も何気にカビが付きやすい場所になるのでしっかり洗いましょう。
ここまで外せばドレンパンは簡単に外せます。
ようやく分解終了です。お疲れ様でした。
この状態になりようやくエアコンクリーニングが開始できます。ネジの多さにはビックリします。普通のエアコンの場合は2~3本です。ドレンパンを外すのも分解手順を間違うと外せません。知らないで分解すると本当に時間が掛かります。
今回は外してあるので楽でしたが、設置されているエアコンでは脚立の上で作業をしなければいけませので、かなり大変です。
左右のどちらかが壁にぴったり付いていると分解ができませんので諦めた方がよいと思います。
ちなみに、今回の分解では、吸排気ファンが付いていますが、この部分を外すネジが全く外せませんでしたので付けたままになっています。
このネジを外せば外れます。
この機種で注意しなければならないのが養生です。
上の2枚を見てもらうと、ファンの横が何もありません。通常のエアコンにある壁がありません。壁がなく、壁側が空洞になっています。また、左右ルーバー用のモーターが付いている場所にも穴が開いています。
これは養生に失敗するととんでもなく水が漏れます。
養生にはくれぐれも注意しましょう。
初めての場合はかなり大変ですが、エアコン分解クリーニング、頑張って下さい!
分解に自身が無い方はお気軽に弊社までご連絡下さい。
エアコンクリーニング講習も行っていますので、お気軽にご相談下さい。