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プロが選ぶおすすめエアコン

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お掃除機能付きエアコンは埃だらけ

「お掃除機能が付いているから掃除の必要がない」
と言うのは間違った認識です。お掃除機能はあくまでもフィルターを洗浄する事が目的です。(本体洗浄をうたっているメーカーもありますが・・・)基本的にエアコンと言うのは、隙間だらけです。その為に、吸い込んだ空気は必ずフィルターを通る訳ではありません。フィルターの隙間や、本体の隙間から空気は吸い込まれます。お掃除機能が付いているからと、数年間、エアコンのフィルターも何も掃除をしなかったら埃だらけになります。

衝撃!実は埃が吸われてなかった!?

お掃除機能付きエアコンでは、埃を外に排出するためのファンが内蔵されている事があります。掃除機をイメージしてもらえば分かると思いますが、掃除機の本体がエアコンの中にあり、ホースがついていて、先端のノズルで埃を吸い取ります。(各メーカーにより異なります)
この仕組みが最大の欠点であり、埃が吸われなくなる原因になっています。

原因①:ホースが細い

構造上しかたがないことなのですが、吸い込むホースが細いために、ホースの中で埃がたまり、詰まってしまいます。埃は塊になりやすく、吸い込んだ時に塊となり、ホースの途中で引っ掛かったり、静電気によりホース内に少しづつ埃が溜まっていき、人間の血管の血栓のようになってしまい、ホースのなかが詰まってしまいます。

原因②:吸込み口が小さい

これも構造上しかたがないのかもしれませんが、フィルターの埃を吸う、掃除機のヘッドの部分の吸込み口が小さいのでここでも埃が詰まりやすくなります。

原因③:排出ホースが曲がっている

普通の掃除機のように、紙パック内に埃が溜まる構造ではなく、埃を外に排出するために、ファンに排出ようのホースがついています。このホース内にも埃がたまります。
ファンは通常向かって左側についているので左側から外に出すタイプならまだましですが、逆の右側に排出ホースを出す場合は、ファン出口からすぐに90度折れ曲がった状態になり、壁の外に出すためにさらに90度曲がることになります。
2か所も90度にまがると、それだけで空気抵抗になります。この部分に埃が溜まりやすくなります。

原因④:出口の蓋

排出ホースは外にホースを出すので、虫等が入らないように逆止弁のような機能がある蓋が付いています。ホースの方に向かっての風では蓋が閉まり、ホースの中からの風では蓋が開きます。
この構造が仇となり、ホースの中が詰まったり、外からの風圧等で蓋があまり開かなくなると、埃が溜まりやすくなります。

お掃除機能はほとんど意味はなかった・・・

以上のように、お掃除機能と言うのは、使い始めでは確かに効果がありますが、フィルター清掃をしないでほったらかしにしておくと、普通のエアコンと同様に埃は溜まります。
結果、通常のエアコンでは、ファイルターを掃除するついでに掃除機でフィンの部分を掃除したり、前面カバーは簡単に外せるので、カバーを外して掃除も楽ですが、お掃除機能付きエアコンは、複雑すぎて掃除は容易ではありません。
結果的にお掃除機能付きエアコンの方が汚れが溜まりやすくなります。
また、お掃除機能は基本的にフィルターの掃除だけです。ファン、ドレンパン、ルーバーの掃除はしてくれません。ルーバーは手が届くので自分でもできますが、※ドレンパン、ファンの掃除は困難です。
※普通のエアコンでもドレンパンが本体と一体化されているタイプがあるのでお掃除機能付きエアコンに限った事ではありません。

ファンは埃やカビがつきやすい

エアコンのファンは扇風機と同様に静電気が発生し、埃を吸い寄せ、埃が付きやすくなります。
夏は、フィンに水滴が付きますので、湿った空気が埃につき、カビが繁殖しやすい状態になります。
エアコンのファンは扇風機と違い、非常に掃除がしにくい構造になっています。手前にルーバー(風向きを変える部品)があるので掃除は困難です。
また、特にキッチンにあるエアコンは調理に使用する「油」をエアコンが吸い込みます。そのため、フィルターにも油が付着し、お掃除機能では埃が取り切れません。油を栄養としてカビの発生も多くなります。
キッチンの近くのエアコンはお掃除機能がないタイプではなく、普通のエアコンをつけ、こまめに掃除をするのがおすすめです。

プロが選ぶおすすめエアコン

基本的には、色々な機能が付いていないシンプルなエアコンをおすすめします。ただし、困った事に、シンプルなエアコンの方が電気代が高い傾向にあり、家電量販店などに行けば、お掃除機能付きのエアコンばかりです。
そんな中で、唯一、「これは良い!」と思ったのが、

三菱ルームエアコン 霧ヶ峰Zシリーズ

このエアコンは簡単に分解できる非常にすぐれた構造をしており、さらに、お掃除機能も外部排出ではなく、ダストボックス型ですので、ホース内が詰まる事もありません。分解できるので、ファンの清掃も楽に行えます。

ここまで分解が出来て、自分で掃除できるのにあまり宣伝されず、あまり知られていません。ただ、ちょっとお高いのですが、現在あるエアコンが故障し、完全に使用不可能になったら次は絶対にこの機種を購入する予定です。

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