除草剤

カタバミの一部のみ円形にドライアイスペレットを散布し、試験を行いました。ドライアイスペレットを散布した場所のみ枯れています。地面が固いのも関係しているかと思われますが、17日経過後も雑草は生えていません。このように一部分のみの除草にも有効であることが判明しました。
17日経過してもドライアイスペレットを散布した場所だけ雑草が生えていません。
よく見かける雑草が生い茂っている箇所で除草試験を行いました。比較しやすいように、一部のみドライアイスペレットを撒いて比較しています。
手前の部分の雑草が残っていますが、ドライアイスペレットを散布した場所は概ね除草出来ています。10日経過の間に、雨も降っていますが、しっかりと枯れています。1か月経過すると、一部に雑草が生えていました(赤丸の場所)。そこで、過去の画像をよく見ると、一部ドライアイスが撒かれていない場所があり、その場所が、今回雑草が生えて来た場所でした。雑草が生い茂っており、それが盾となり、ドライアイスが根元に行かなかった原因のようです。
非常によく見かける雑草が固まって生えている場所がありましたので、除草試験を行いました。かなり成長していましたが、結果は除草できました。使用したドライアイスペレットは余った分のドライアイスペレットで約10kg使用しています。少し使いすぎましたが、やはりドライアイスペレットが多い分、除草効果が高くなったようです。
1か月経過すると、ドライアイスを撒いたときに生えていた雑草は枯れましたが、その雑草が枯れたことにより、新たな雑草が生えてきました。
以上の試験結果により、ドライアイスペレットを用いた除草は効果があることが分かりました。ドライアイスペレットを除草剤として使用する際に分かったことは、
•たっぷり水を撒く
•1㎡あたり6~10kg必要
•寒冷に強い植物や、茎の固い植物には効果がない
•一部分のみの除草が可能
•植物により枯れる日数に差がある
•植物にドライアイスペレットがかかっていないと除草効果がない
•除草の効果は植物にもよるが、1か月以上ある
などが上げられます。
雑草が生い茂っていると、どこにドライアイスペレットを撒いたか分からなくなるので、雑草が生えて来た初めの頃にドライアイスペレットを撒くのが良さそうです。
また、必要な箇所のみの除草が可能なので、草刈り機が使えない場所、除草剤が使えない場所では特に期待できそうです。
一番の問題点は、価格になると思います。ドライアイス(塊)の価格が、1kgあたり平均682.5円(2022年9月ネット調べ550円~870円)になり、1㎡あたり、6kg~10kg使用したとすると、およそ、4,095円~6,825円かかる計算になります。
上記の価格では一般的に使用しづらいと思い、弊社でドライアイスペレットを販売することにしました。一般の方が購入する場合でも上記価格よりもお求め易い価格となっております。
主な使用場所
•お墓 •一般住宅(ペットや小さな子供のいる家) •公園 •田畑の近く •河川の近く •マンションの敷地
ドライアイスペレットを使用した除草剤としての活用は効果があり、一般的な除草剤を使用せずに除草できることが試験により実証されました。
一般的な除草剤が使用できない場所での除草が可能なため、様々な場所で使用できることと思います。価格の問題もありますが、安全な物ですので、安全性を第一に、部分的に使用するには問題はないと思います。特に、山間部や、河川、田畑の近くにあるお墓の除草剤として使用可能ですし、公園での使用も可能なので、その辺りでの使用を進めて行きたいと思います。