ホームページを作るだけの事は最近では簡単になりました。特にWordPressが出来てからは更に簡単にホームページを作れるようになりました。
ホームページを作るのは簡単ですが、作ったホームページを多くの人に見てもらうのはとても難しいのです。
それにはSEO対策と言うものをしなければなりません。弊社ホームページもSEO対策を行い、現在は5~7位をうろうろしていますが、とりあえずトップページに表示されるようになりました。

検索順位
上段がパソコンでの順位で、下段がモバイルの検索順位です。SERPOSCOPEをダウンロードしてインストールして使用します。
SEO対策について詳細を書くと、とんでもない量になり、本1冊分になってしまいます。また、私はプログラマーではありませんので、あくまで一個人が行った方法について書いて行こうと思います。
NEC PC-8801
私がホームページを自分で作り始めたのは今から17~8年前。まだ「ADSL」が全盛期でYahoo!がADSLのモデムを無料配布を行っていた頃でした。
ちょうど、自分でお店を立ち上げた頃で、パソコンが普及しはじめ、ネット検索が増え始めた頃です。
あまり詳しく覚えていませんが、この頃はプロバイダーのアドレスを使用してホームページが簡単に作れる機能を使用してホームページを作っていました。
それから数年後、色々と勉強し、オリジナルのアドレスを取得。サーバー契約など行い、本格的にホームページの作成に取組み始めました。
本屋でホームページを作る為の本を読み、「HTML」と言う言葉を知り、HTMLと言うプロブラムによってホームページの文字の大きさ、色、画像等々の配置が出来ることを知りました。(参考:Wikiペディア HyperText Markup Language)
その本を読んだ時に、今はなんて簡単にできるんだ・・・と思いました。
私が小学生の頃。NEC-PC8801と言うパソコン(当時は「マイコン」と呼んでいました。)が家にありました。まだファミコンなど無い時代ですので、家でゲームが簡単に出来る時代ではありません。しかし、PC-8801でゲームが出来る事を知り、当時は本屋ではなく、電気屋に置いてある「マイコンBASIC」等のマイコン関係の本を良く読んでいました。
マシン語
当時はゲーム行うためのプログラムが雑誌に載っていました。当時は「マシン語(機械語)」と言って、0~1、A~Fの文字で組み合わされた2桁の文字をひたすら本を見ながら何日もかけて入力したものです。(参考:機械語プログラミング)
入力ミスがあれば、ゲームが出来ません。そのため、最初から一文字づつ見直すという過酷なものでした。1週間以上かけて完成したのは「インベーダーゲーム」でした。家のテレビ画面でゲームが出来るのは子供ながらとても感動したのを覚えています。
そんなマシン語の時代を経験し、Windowsが発売され、一気にインターネットの時代へ突入。マシン語や「BASIC」などを知らなくてもパソコンが使えるようになるとは、思いもしませんでした。
そんな経験があるので、「HTML」の勉強は苦にならず、以外にすんなり入れたものです。
HTML・CSSを学ぶ
HTMLはホームページを作成する基本中の基本です。昔はこのHTMLだけでホームページを作っていましたが、次の段階にステップアップするために、「CSS」と言うのも学びました。(参考:CSSとは?-CSSの基本)
HTMLとCSSでホームページを作ると、HTMLだけでホームページを作っていた頃に比べると圧倒的に楽に作れるようになりました。
現在のホームページを作るWordPressでも、HTMLやCSSの知識があると、「テーマ」を色々と自分なりにアレンジする事が可能になります。もちろん、知らなくても出来ますが、知っているほうがよいに越したことはありません。
HTMLやCSSはそれほど難しいものではありません。基本のタグを覚えなくても今ではネットで検索すれば、必要なタグは直ぐに見つかります。
SEO対策
さて、前置きが長くなりましたが、本題のSEO対策について説明していこうと思います。
キーワードを決める
これは、SEOの基本中の基本です。自分が作るホームページをどんな検索用語で探してもらうかを決めなくてはなりません。
例えば、弊社のホームページでは、「ドライアイス洗浄機」で検索してもらった時に、Googleさんに、弊社のホームページを表示してもらうようにホームページを作成しています。
キーワードの数
しかし、ここで困った事があります。「キーワード」と言っても、キーワードによっては人気のあるもの、無いものがあり、人気があるものは、ライバルが多く、人気の少ないものは、ライバルが少ないのです。
キーワードを選ぶ際は、キーワードプランナー Google ADsが便利です。使い方は検索すれば丁寧に説明してくれるサイトが沢山あります。
ホームページのタイトル
ホームページのタイトルはSEO対策にとても重要です。このタイトルに先に決めたキーワードを入れたタイトルにします。
このタイトルをキーワードと全く無関係にしてしまうと意味がありません。SEO対策のために必ずキーワードを入れたタイトルにしましょう。
本文にもキーワードを入れる
タイトルを決めたら、いよいよ本文です。細かい修正は後でも出来ますので、とりあえず、思いつくまま、ホームページを完成させましょう。
この時に注意が必要なのは、必ず「キーワードを本文に盛り込む」事です。
昔のSEO対策では、ひたすらキーワードを連呼させると言う荒技をもちいているホームページが多くありました。例えば、隠し文字のように、背景と同じ色(例えば白色の文字)にし、そこにキーワードをh1タグ(後に説明)を縮小させ、数十個羅列するホームページなど、よくありました。
ぱっと見は文字が見えませんが、不自然に文字の間隔が広い時に、左クリックでページをなぞると、文字が浮き出てきたりしたものです。
現在では、この方法は違反ですので使用してはいけません。その為、最近は見かけなくなりました。
しかし、しっかりと文章に適合して、キーワードを繰り返し入れるのは問題ありません。その為、SEO対策でキーワードを入れる際は、必ず少しくどいくらいに、SEO対策として、上手にキーワードを入れていくのがミソです。この様にSEO対策のためにキーワードを上手に入れた文章構成にしましょう。
ちょっと強引ですが、上の4行の文章に「SEO対策」「キーワード」と言う言葉を入れて例文を作ってみました。「SEO対策」で3箇所。「キーワード」で4箇所入っています。
ここまで強引に入れる事はありませんが、SEO対策に必要なキーワードを入れるのを忘れないようにしましょう。
見出しを活用する
見出しも非常に重要です。その中でも特に昔は「h1タグ」が非常に重要でした。「h1タグ」は、どのようなものかについては、こちらのホームページをお読み下さい。参考:SEO1位のための「h1」タグ設定ガイド
現在のh1タグは昔ほど重要視されていないらしいですが、やはり重要なタグと言うことは今も昔も変わらないようです。しかし、やたらとh1タグを使うのはよくありません。弊社のホームページでも、h1タグはタイトル以外使用していません。
現在では一般的に見出しは「h2タグ」が主流のようです。そのため、見出しの基本は「h2タグ」を使い、その「h2タグ」の中にキーワードを入れた見出しを作ることがSEO対策として必須になります。
そして、「h2タグ」の見出しの中に、さらに小見出しとして「h3タグ」を使います。このページでも、「h2タグ」の下に「h3タグ」の小見出しを入れています。通常は「h3タグ」までで十分ですが、さらに小見出しが必要な場合は「h4タグ」と徐々に数字を大きくします。
このように、「見出し」を必ず付けて、その「見出し」の中にキーワードを入れた「見出し」を作りましょう。
リンクを貼る
リンクを貼るとは、発リンクや外部サイトへリンクさせることです。
これも今回、SEO対策で重要な事の一つだと言う事をはじめて知りました。HPをリニューアルする前は、HPを全く更新しなかったせいもあり、検索順位がどんどん下がっていきました。最終的には、3ページ目になっていました。そこで、リニューアルして、順位があがると思っていましたが、順位が全くあがらない。だいたい16番くらいになっていました。
色々調べると、発リンクが重要だと知りました。Googleのガイドラインにもそのような記述があり、HPの内容にそった外部サイトへリンクが貼られているのは、そのページの評価が高くなるそうです。
そこで、試しに外部サイトへのリンクを貼れるだけ貼ってみたところ・・・
ちゃんと順位があがりました。よくよく考えれば、検索して上位に出て来るサイトと言うのは、文章に必ず発リンクが貼られていました。
出来るだけ多くの発リンクを貼りましょう。但し、なんでもかんでも貼ると、Googleさんのガイドラインに引っかかるので注意して下さい。
SEO対策のためのプラグイン
SEO対策のためのプラグインは必須です。そこで、どのようなプラグインを入れたらよいかを簡単に説明します。
目次を入れる
昔のSEO対策には無かった項目ですが、今では一般的になりました「目次」です。弊社のホームページにはもちろん、このブログにも入っています。
この目次、実は先に説明した「見出し」を目次にする為のプラグインがあり、それを導入するだけで簡単に作成できます。
おすすめは、Easy Table of Contentsと言うプラグインです。もう一つ有名なのがあるのですが、そちらは長い間まったく更新されていないので、今後使用出来なくなる可能性があります。また、Easy Table Of Contentsは、各ページ毎に目次の設定が簡単にできます。弊社のホームページは目次が必要のないページの方が多いので非常に便利です。
弊社は、いろいろ検索して、Easy Table Of Contentsを少しいじって使用しています。「Easy Table Of Contents 設定」などのキーワードで探して自分なりに設定してみて下さい。
さて、目次に話を戻しますが、目次はSEO対策に重要になります。SEO対策にはあまり重要でないとも言われていますが、検索上位のホームページはほとんどが目次を設定している事から、やはりSEO対策に目次は重要と言わざるをえません。
必ず、「目次」を設定しましょう。
AMPの導入
このAMPについて詳しく書くと、更に長くなりますので、詳細についてはご自身で検索してお調べ下さい。または、こちらの参考サイトをお読みください。(参考:【AMP】Googleが推進するAMPとは?概要と対応方法まとめ)
AMPは、現在Googleさんが推奨しており、モバイルページを高速に表示させるための手法です。
モバイルで弊社の名前「エアーリメイクス」で検索すると、名前の横にカミナリのようなマークが出ます。このマークがAMPに対応しているサイトだと言う証明になります。
これは、2016年2月からGoogleで対応しているそうです。(参考:Google モバイル検索が Accelerated Mobile Pages に対応しました)
WordPressでホームページを作成すれば、AMPプラグインがありますので、特に難しい事はなく、簡単にAMP化できるので難しくはありません。
しかし、弊社のホームページのように、他のプラグインが邪魔をしてAMPエラーが出ることもあるのでお気をつけ下さい。
弊社ホームページでは、「All In One SEO Pack」がエラーの原因でした。
このAMPもSEOには欠かせませんのでAMP化する事をおすすめします。
画像読み込み遅延
これも最初は「なんのこっちゃ?」でした。これが、何でSEO対策と関係があるの?と思われるかもしれませんが、実はGoogleさんのガイドラインに、ページ読み込み速度が検索順位に関係しているそうなのです。
色々調べると、Webページの読み込み速度を調べる事が出来るサイトがありました。それが、PageSpeed Insightsと言うサイトです。
このサイトで自分のホームページの読み込み速度が点数化されます。弊社のサイトは特にモバイルが遅いです・・・なぜモバイルだけ?と言うくらい遅いです。
モバイルが改善できればもう少し上位に食い込めるはずです。
このサイトの読み込み速度に関係しているのが、画像の読み込み速度です。
普通に考えると、読み込み速度が早い方が良いような気がしますが、実際は遅い方が、ホームページを表示する時間が早くなります。
そこで、WordPressのプラグインが役に立ちます。「画像遅延 プラグイン」等で検索して下さい。幾つかあり、正直どれにしようか迷います。
最初に入れていたのは、a3 Lazy Loadと言うプラグインでしたが、これを入れると先のPageSpeed Insightsでかなり点数がアップしました。しかし、反対に画像がクルクル回って全く表示されない現象が出現。
原因が分からず、プラグインを一つずつ試した所、結局、a3 Lazy Loadが原因でした。
そこで、他のプラグインを調べると、BJ Lazy Loadと言うプラグインを見つけました。弊社のサイトにはこれが合っていたようです。
使い方はこちらのサイトを参考にして下さい。参考:BJ Lazy Load使い方と設定
その他のプラグイン
AutoptimizeとWP Fastest Cacheの2つは入れた方がよいです。この2つは特にホームページの読み込み速度を改善してくれます。使い方はそれぞれ検索して下さい。丁寧なサイトがたくさんありますので。
All in One SEO Packは有名はプラグインです。これが効果あるかないかは正直不明ですが、入れていて損は無いと思います。ただし、AMPエラーが出るかもしれません。
SEO対策としてGoogleを活用しよう
ここまで説明したことをすれば、キーワードによっては上位表示できると思います。実際に、弊社のホームページでは、「ドライアイス洗浄機」で2019年5月30日現在で7位と検討しています。弊社も掲載しているIPROSさんとの6位争いを続けています(笑) おそらくちょっとした事で負けたり勝ったりしているようです。SEO対策の一環として、Googleを活用します。それは、Googleのアカウントを用いて、Googleが行っているサイトに登録して分析することです。
Google Search Console
このGoogle Search Consoleは必ず利用しましょう。サイトの改善に役立ちます。サイトのエラーなども分かりますのでSEO対策には必須です。
Google AdSense
Google AdSenseはSEOと言うより広告収入のために利用します。正直、弊社のようなサイトにはほとんど意味はありませんけど・・・
Google アナリティクス
Google アナリティクスも必須です。これを入れなければSEO対策にはなりません。何のキーワードで、どこの地域の人が見に来て、何分滞在したか、どのページを見たか等、細かく分かります。
正直に言えば、昔使用していたアクセス解析の方が使いやすかったです。一応プラグインでもアクセス解析はあるようですが、Google アナリティスクの方が情報量が多いようです。
以上の3つ(実質2つ)は特にサイトの分析に役立ち、SEO対策には必須ですので、必ず登録しましょう。
結局、Googleさんの言うとおりにしないと上位表示はされませんので・・・
SEO対策って難しい
ここまで、偉そうに説明してきましたが、このページが「SEO対策」で検索したときの順位はおそらく100位以下だと思います。運が良ければ100位以内・・・
他の「SEO対策」のサイトは、自分がSEO対策を書いているのに上位表示されなければ話になりません。「SEO対策」と言うキーワードは人気のキーワードです。とてもではありませんが上位表示されるとは思いません。結果は数週間後忘れてなければ追記したいと思います。