某日、とある企業から問い合わせがありデモに行きましたが、汚れが落とせず、相手方にもガッカリされ、帰ってきました。
エアーコンプレッサーを使用していましたが、若干弱かった事もありますが、それよりも、取れるであろう汚れを落とせなかった事にあります。
以前、東京へデモに行った際も、個人的には落とせそうだった汚れも落とす事が出来ませんでした。
よくよく考えると、こちらで色々洗浄試験を行っている時も、落ちにくい時と落とせる時があるのを思い出しました。
なぜそのような事になるのか?
ドライアイス洗浄機が悪いのか?とドライアイス洗浄機を疑った事もありました。
先日、ビール瓶のラベルを剥がす試験を行っていた時です。
以前ブログでアップしたように綺麗に剥がせていたラベルがほとんど剥がせなくなっていました。
下の動画をご覧下さい。
ちなみに前回の剥がせていた時の動画は以下になります。
上の動画の方が表面を剥がすスピードは早いのですが、接着剤が付いている奥の紙の部分が剥がせません。一部は剥がせましたが、そこだけです。
この違いは何?気温?湿度?
この差は、ドライアイスペレットが原因でした。
上の動画と下の動画を良く見ると、ドライアイスペレットの粒の大きさが違うのが分かります。
下の動画の方が大きく、上の動画の方が小さいのが分かります。
上の動画では、ペレットがパウダー状になってしまい、ペレットそのものの強度が足りず、表面のラベルを剥がす事しか出来ませんでした。
今まで、落ちた汚れが落ちなかったり、デモに行った先で汚れが落とせなかった原因はドライアイスペレットにあったようです。
ドライアイスペレットは1日置くと、空気中の水分を吸収し、脆くなります。
ドライアイス洗浄機内で破砕された時に、脆いので砕けやすく、破砕時にペレットの形を留めて置くことが出来ずに、パウダー状になりやすくなります。
その為に、洗浄において上の2本の動画の様に、洗浄に差が生まれてしまいます。
これは非常に重要な問題です。
そこで、今まで使用していたドライアイスペレットを他社のドライアイスペレットに変更する事にしました。
また、そのドライアイスペレットは硬く、ドライアイス洗浄機の使用では評判が良いらしいので、そのドライアイスペレットを使用し、試験を行いたいと思います。
その結果をまたブログでアップし、ホープページにも新たにドライアイスペレットについてページを追加したいと思います。